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精神科の看護師に新卒でなりたい!

精神科の看護師を新卒で目指している方はいますか?

初めての就職先を探すときは悩みますよね。

給料や勉強、勤務地、業務内容など何を優先順位にしたらいいのか迷ってしまうことはありませんか?

そのような時は、やっぱり経験者に尋ねるのが一番です。精神科は、精神疾患の患者さんを理解し心のケア・看護を行う現場です。

精神科看護師は難しいなと感じることもありますが、楽しさ・やりがいを感じることも沢山あります。

今回は、精神科への就職を検討している看護師さん、まだ迷っている看護師さんへ、精神科看護師の仕事と新卒から精神科で働くメリット・デメリットについてわかりやすくお伝えします。

精神科の看護師を新卒で目指すなら、まずは科について知ろう!

精神科 看護師で新卒の看護師が行うことになる仕事内容については、他のコラムでもお話ししていますが、ここでも簡単におさらいしましょう。

精神科は急性期から慢性期の病棟、訪問看護、デイケア、クリニックなど様々な現場があります。

新卒看護師さんは、初めての就職先は病院を選ぶ方が多いと思いますので、病棟の仕事を簡単にお伝えします。

救急病棟や急性期治療病棟は、看護師の人員配置も厚く、3ヶ月以内の退院を目標とするといったとても厳しい施設基準を設けている病棟です。

仕事内容は、措置入院や応急入院される患者さんの受け入れと基本的な病棟看護業務です。

医療行為は配薬、点滴管理、気管吸引、採血などを主に行います。緊急入院があると多少業務は忙しく、残業が多い現場もあるでしょう。

また、急性症状で暴れたり暴力をふるう患者さんをなだめたり抑えるといった力の必要な業務もあり、ある程度のリスクを伴うこともあります。

このように聞くと、ちょっと気が引けてしまう新卒の看護師さんもいるのではないでしょうか?

しかし、もしあなたが精神科を専門的に勉強していきたいと考えているのであれば、こういった急性期病棟がある精神科専門病院はおすすめです。

働いている看護師の人数も多いですし専門看護師や認定看護師などの人材も整っているため、入院から退院までの精神科看護のプロセスをしっかり学ぶことができる現場といえるでしょう。

一方、精神科療養病棟や認知症病棟は基本的な看護業務が中心となり、急性期とは違ってとてもゆっくりと仕事ができます。

慢性期のため、急性症状によって暴れたり暴力をふるう患者さんはあまりいません。

しかし長期入院で高齢化している患者さんも多いため、現場によっては排泄や入浴といったADLの介助をするために多少体力を要することがあります。

業務の流れはゆっくりで残業もほぼなく定時刻に帰宅が可能です。

新卒の看護師さんでも、現場での勉強よりも勤務時間や働きやすさ、給料を重要視したいという方にはおすすめの現場だと思います。

またお子さんがいらっしゃる新卒看護師さんや、比較的高年齢で看護師になられた方にとっては働きやすい勤務形態の現場だと思います。

精神科の看護師として新卒から働くメリットとは?

精神科 看護師に新卒でなるメリットは、精神科専門看護師などの資格を早期から目指すことができるということです。

精神科は急性期から慢性期の病院、そしてクリニック、デイケア、訪問看護などの地域看護まで一貫した体制が整っています。

さらに病院によってはリエゾン看護師といった、幅広い患者さんや医療従事者の精神的ケアに関わる仕事もあります。

精神科は専門的に極めていくことによって、将来的にも広くそして深く活躍が期待できる診療科といえるでしょう。

また、精神科では心の看護や精神的ケアを学ぶことができます。

身体的な疾患がある患者さんも、心理的に不安定になったり精神疾患を併発することもあります。

患者さんを包括的に看護するためには精神科看護の知識はとても必要なものであり、他科へ転職した際もその知識は活用できるでしょう。

精神科で看護師が新卒から働くデメリット・・・知っておきたい!

精神科の看護師として新卒から働くデメリットは、身体面のアセスメントがやや難しいということです。

精神疾患のある患者さんは、抗精神薬や睡眠薬などを服用していることから合併症をきたすことがあります。

更に自分の症状を上手く看護師に伝えることができない患者さんも多いです。

例えば痛みの訴えにおいても、どこがどのように痛いのか、どのような頻度で痛いのかといった具体的な説明をすることが精神疾患や精神発達遅滞の患者さんには難しいのです。

ですから、精神科は他科よりも正確な症状を捉えにくいため、看護師にはアセスメントにおいて細かい観察力や洞察力がとても重要となります。

しかし看護経験やアセスメント能力が未熟な新卒看護師さんでは、訴えが曖昧な患者さんに対して「何かおかしいな?」「訴えを鵜呑みにして良いのか?」といった気付きを得ることが難しい傾向があります。

それによって異常の発見を遅らせてしまうこともあります。

精神科は単科ではなく、全ての科を看ているといってもよいかもしれません。

そのようなことを踏まえて新卒の看護師さんは、先輩看護師とよく話し合いながらお仕事をされるように心掛けると良いと思います。

できれば新卒から働くのもいいのですが、卒後最低1~2年の内科での看護経験を積んでから精神科へ転職された方が、精神科においてもっと働きやすくなるかもしれません。

もう一つのデメリットは、将来的に他科への転職を考えている新卒の看護師さんにおいては、転職先によって不利になりやすいということです。

精神科では医療機器の扱いやマーゲンチューブや胃瘻の管理、創傷処置といった医療行為の経験が少ないです。

ですから他科に転職すると医療処置の多い業務に、ついていけなくなってしまうこともあるかもしれません。

また比較的忙しい内科や外科病棟では、業務のスピードが精神科と全く異なるので、仕事の流れや残業の多さに慣れず苦労することもあるかもしれません。

しかし転職先や自分の努力によっては転職時の負担は軽減させることはできます。

今からあまり心配しすぎずに、今やりたいことをやるようにしましょう。

精神科は専門的に勉強していくことによって、急性期から慢性期の様々なステージで活躍できる可能性がある現場です。

将来の方向性も考えながら、あなたに合った精神科の現場を探してみませんか?


執筆者情報

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