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精神科 看護師の仕事内容についてのお話です。

精神科での看護師の仕事内容は、転職を考える上で知っておきたいですよね?

経験のない科へ転職することは、特に不安ですよね。更に精神科と聞くだけで、特殊な現場、女性には難しい現場と感じる看護師さんも多いのではないでしょうか。

私は現在、総合病院にて常勤として働いていますが、非常勤として精神科病院の療養病棟を兼務しています。

精神科の仕事内容や私の経験を知って貰うことで、あなたの転職の役に立てたら嬉しいです。今回は、精神科への転職を考えている看護師さん、まだ悩んでいる看護師さんへ、私の経験も含めながら精神科の看護師の仕事内容についてお伝えします。

精神科 看護師の仕事内容(療養病棟)を知ろう!

精神科での看護師の仕事内容と一口に言っても、色々あります。

精神科にも、精神科救急から急性期治療病棟、療養病棟、認知症病棟などの種類があるのです。

私が勤めている病院は、精神科の専門病院で一般病棟、療養病棟、アルコール専門病棟があり、時には措置入院の患者さんを受け入れることもあります。

入院している患者さんは、主に統合失調症、慢性アルコール中毒、躁うつ病等の疾患の方が多くいらっしゃいます。

まず、精神科療養病棟での1日の看護師の仕事内容について簡単にお伝えしていきましょう。

基本的な業務は、バイタル確認からADL介助(食事・排泄・入浴)、医療行為、カンファレンス、レクリエーション、作業療法への送迎や監視等を行います。

医療行為は配薬、点滴管理、気管吸引、採血など簡単なものが多く、特別な医療知識や技術は必要としません。

精神疾患の治療は、投薬治療が大部分を占めるので薬の管理はとても重要です。

患者さんの中には決められた薬を飲まなかったり、多数の薬を自己管理できない方も多いため、看護師による入念なチェックが必要です。

また、点滴や気管吸引が必要となる理由も他科とは異なります。

点滴は、患者さんが拒食症症状や錯乱、鬱症状によって食事や水分を摂れない時に、補液・栄養管理として実施されることがあります。

気管吸引は、陽性症状を抑える薬によって意識レベルが低下した場合、食事や水分を誤嚥し肺炎を併発してしまうことがあり、必要となることがあります。

このように、精神科は一般的な内科・外科等のような治療病棟の仕事内容に比べると、遥かに医療処置の量は少ない現場といえるでしょう。

精神科での仕事の流れはゆっくりで、看護師の残業もありません。

夜勤においても同様で、看護師は仮眠時間がしっかり取れます。ただ患者さんが夜間に大声で叫ぶなどして、うるさくて寝られないことはたまにあります。

精神科での看護師の仕事内容・・・救急外来、治療病棟について知ろう!

精神科 看護師の仕事内容を、今度は救急外来や治療病棟でみてみましょう。

精神科の救急外来では、看護師は急性症状から家族や警察に連れられて来院する患者さんの対応を行います。

ここで措置入院や、応急入院などの必要性を判断します。

看護師には、急性症状で暴れている患者さんをなだめたり、抑える等の力仕事を行う必要があります。

また、精神科における急性期の治療病棟での仕事内容としては、基本的な看護業務に加えて緊急入院の対応が多くあります。

そして、3ヶ月程度での退院を目指して看護を行っていきます。

精神科急性期の現場は、やはり慢性期よりも忙しくなりますが、その分看護師の人員配置も手厚くなっています。

精神科 看護師の仕事内容には、体力仕事が多い?神経を使う仕事も多い?

精神科の看護師は仕事内容において、体力を使うことが多くあります。

精神科で働いていて、体力を使う仕事は、やはり暴れている患者さんを抑えるときです。

精神症状には、陽性症状と陰性症状があり、陽性症状が強いとテンションが高くなり、患者さんは暴れたり、看護師や周囲の人に暴力を振るってしまうことがあります。

看護師は、必要に応じて拘束をしなければいけない時もあります。

やはり成人男性の患者さんが理性を失って暴れたら、女性看護師では抑えることは難しいので男性看護師が複数人で対応しますが、かなりの体力を必要とします。

一方、精神科には神経を使う仕事内容も多くあります。それは、措置入院時に患者さんの持ち物を確認する時です。

措置入院として患者が来院した場合、始めに患者さんの持ち物を確認しますが、その時にナイフやキリなどの危険物を持っている可能性があります。

突然に危険物で暴力を振るわれる可能性もあるので、細心の注意を払って対応をしなければいけません。

また隔離部屋に入室する時も、患者さんが部屋から出てしまわないように、かなりの神経を使います。

看護師が患者さんに背を向けたり、ドアから離れてしまうと自分の身を守ることができないので、看護師は常に背を向けずに立ち位置に注意する必要があります。

ちょっと怖い話も出てきちゃいましたね。しかし、仕事は常に看護師同士で連携して行っていきますし男性看護師も多いので、個人の負担はそんなに大きくなりませんよ。心配しすぎないでくださいね。

精神科 看護師の仕事内容・・・看護のポイント!患者さんとの距離とコミュニケーション

精神科の看護師の仕事内容で大事なのが、患者さんとのコミュニケーションです。

精神科では、基本的に患者さんが自立生活することが目標となります。

その目標に向かって看護師はコミュニケーションや傾聴、心のケアを行っていくのですが、患者さんとの距離の置き方には注意が必要です。

距離を近く取りすぎてしまう、つまり傾聴しすぎたり、親身になりすぎると、患者さんが特定の看護師に強く依存してしまうことがあります。

そうすると、返って自立を阻害してしまったり、特定の看護師以外のスタッフの言うことを聞き入れなくなってしまい、周りの看護師の迷惑になることもあります。

一方、距離を遠く取りすぎてしまう、つまりコミュニケーションが不十分になると、患者さんは孤独感を強めて自殺行為に及んだり看護師に対して壁を作ってしまう事があります。

患者さんに壁を作られてしまうと、必要な情報を取ることが出来なくなり、アセスメントやケアが更に困難になります。

このように精神科では、確かにコミュニケーションは大切なのですが、単純に患者さんに寄り添う看護とは違うのです。

一人一人の患者さんを自立させるために、どのような関わりが必要なのか?そこに精神科ならではの特殊性・難しさがあると思います。

精神科の看護師の仕事内容は、精神疾患への看護という部分で、他科とは違った体力・神経を使う仕事があります。

しかし現場に慣れてしまえば、そんなに負担は感じないものです。

むしろ業務量や難しい医療行為は少ないので、ゆっくりと仕事ができることや、残業がないこと等は大きなメリットといえるでしょう。

あなたも一緒に、精神科病棟・心を看護する職場を探してみませんか?


執筆者情報

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