精神科 看護師と向き不向き

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精神科 看護師の向き不向きとは？

精神科の看護師にも向き不向きはあるんじゃない？というあなた。精神科は、身体的な疾患ではなく精神的な疾患や心の病を治療する診療科です。

求められる看護技術も知識も、他科とは大きく異なっています。ですから、看護師さんによっては精神科が向いていると感じる人もいれば向いていないと感じる人もいるでしょう。

できれば新しい転職先は自分に向いている職場で働いていけたらいいですよね。今回は精神科で働く看護師の適性、向き不向きについてお話ししたいと思います。

精神科 看護師の向き不向き、こんな人が向いています！

精神科の看護師への向き不向きについて、お話していきましょう。

あなたは、看護師として働いていてどのようなことに最もやりがいを感じますか？

「患者さんの病状が良くなったとき」「自分の医療技術が高まっていると感じた時」など様々あるでしょう。

中でも「患者さんのセルフケア能力が見られたとき」「心理的なケアができたとき」にやりがいを感じる看護師さんはいませんか？

もしそのような看護師さんがいたら、精神科に向いているかもしれません。

精神科では医療行為が少なく、特に回復期・慢性期では患者さんの生活の自立や社会復帰を目標にＡＤＬの援助や退院支援を行っていきます。

それは服薬の管理をはじめとして、食事の準備や現金の管理、対人関係、整理整頓ととても細かい部分に関わります。

しかし看護師が先行して患者さんを動かそうとしても、患者さんには拒否を示されてしまうこともあります。

やはり患者さんの精神疾患の寛解状況や心理面をアセスメントしながら進めていく必要があり、看護師にはコミュニケーション技術や観察力、洞察力が求められます。

このような看護介入から、患者さんのセルフケア能力の向上や心理面の変化を図っていきます。精神科看護師に必要とされているのは医療技術ではなく、心と生活のリハビリという視点を持って患者さんと関わっていくことです。

今、身体的な疾患を治療する現場で働いている看護師さんの中でも、疾患自体を治療するだけでなく退院後の生活や心理的ケアにも重点を置いているという看護師さんには精神科の適性があるのではないかと思います。

精神科 看護師の向き不向き、こんな人には不向きかもしれません

精神科 看護師の向き不向きを考える上で向いてないかもしれないのは、更なる医療技術の向上を目指している看護師さんや、救急のような人命救助の第一線で活躍したいと考えている看護師さんです。

やはり精神科は、精神科救急においても他科と比べて医療行為が少ないので、医療技術面にやりがいを感じている看護師さんには少し物足りないと感じる現場ではないかと思います。

医療行為が少ないこともあり病棟の業務の流れもゆっくりなので、時間の流れ方やペースについても違和感があるかもしれません。

また、これまでの経験が一般的な急性期病棟のみであったり、高齢ではなく比較的若い患者さんが多い現場で働いていた看護師さんにおいても精神科は少し気が引けてしまうことがあるかもしれません。

精神科の看護師は時に暴力を振るわれたり、ひどい暴言を吐かれることもあります。

中には精神発達遅滞の患者さんもいらっしゃるので、時には「えっ！？」とびっくりするような異常行動をしたり身の回りを常に不潔にしてしまう方もよくみられます。

そのような様々な精神症状をきたす患者さんに慣れていない看護師さんや、どうしても受け入れられないという看護師さんは、精神科での仕事は少し辛いと感じてしまうかもしれません。

特にまだ年齢が若い女性の看護師さんだと、患者さんはわざとからかったり、ふざけてみたりして気を引こうとすることが実際にあります。

ある程度の高年齢で人生経験も豊富な女性看護師さんなら、そのような患者さんの行動を上手くかわしたりあしらうこともできるのですが、なかなか若い看護師さんはその様な対応が難しいこともあります。

しかし慣れてくれば、患者さんと面白い話ができるようになったり、その異常行動の意図を理解できるようになってくるものです。

看護師さんによっては、初めての精神科の現場に気が引けてしまうこともあるかもしれませんが、少し長い目で勤めてみるとその印象が変わるのではないかと思います。

精神科での向き不向きを考えるのは、それからでも遅くないと思いますよ。

精神科の看護師として向き不向きを確かめる為にも一度、働いてみませんか？

精神科 看護師への向き不向きのお話を、ここまでしてきました。私の経験から感じることは、精神科の適性、向き不向きは、働いてみないと実際にはわからないものだと思います。

また看護師としての経験や看護観、働いてきた環境によっても適性は常に変化するのではないでしょうか。

実は私も、看護師になってまだ3年目くらいの時に一度精神科で働いたのですが、その環境や仕事内容にどうしても適応できずすぐに退職してしまったことがあります。

しかしその後数年間、他科での経験を積んだ後に再び非常勤として精神科で働きはじめると、以前に適応できなかった環境が自然と受け入れられるようになっていたのです。

むしろ精神科看護について、面白い、やりがいがあると感じられるようになったのです。

その理由には、看護師としての経験や看護観の変化など様々な要因があったのではないかと思います。

つまり私のように、時の流れによっても適性が変化する人もいるということです。

先にもお話ししたように、精神科にはある程度の向き不向きはあると思います。

しかし、精神科に少しでも興味があれば、現状で適性を判断せずに一度働いてみてから判断しても良いのではないでしょうか。

あなたに合った精神科の職場を探して、まずは看護師転職サイトに向き不向きについて相談してみて下さい。

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