精神科 看護師はどんな性格の人に適している？

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精神科の看護師、性格的にどんな人がおすすめですか？

精神科の看護師は、どんな性格の人に向いているのでしょうか？医療現場は診療科によって、様々な雰囲気や特性があります。

やはり転職で診療科が変わる時は、自分の性格に合っている現場かどうか気になるものですよね。

精神科の職場は、患者さんの身体ではなく心や精神面に関わる特徴的な現場です。あなたの今までの経験とは少し異なった現場に、戸惑いを感じる事もあるかもしれません。

今回はあなたの転職の参考になるように、精神科で働く看護師に適している性格、適していない性格についてお話していきたいと思います。

精神科の看護師、性格的に適している人は？

精神科の看護師に性格面で向いている人･･･それは、相手の立場に立って物事を考えられる優しい性格、そして冷静さを持っていることだと思います。

ただ単純に優しいだけではだめです。患者さんと看護師としての距離を保ち、感情的にならないという冷静さも重要です。

精神科において、患者さんとの距離を適度に保つことが出来ないと、患者さんからの依存などを招くこともあり治療の妨げになってしまうことがあります。

また患者さんは精神症状や精神遅滞によって突発的な暴力や暴言を行ったり、高圧的な態度をとることがあります。それに対して、看護師も時々感情的になってしまうこともあるでしょう。

しかし感情的になっている精神科患者さんに対して、同じように感情的に対応してもその状況は悪化するばかりで、全く意味がありません。

中には、看護師が感情的になることを計算してそのような行動に出ている患者さんも実際にいます。ですから、精神科看護師は常に冷静さを保てることが望ましいのです。

ちょっと難しいようですが冷静に患者さんとの距離を保ちながらも、それだけではなく優しい・親切な看護師という印象を残していくという、ある意味で演技ができる看護師がと良いのかもしれません。

精神科の看護師、性格的に適していない人は？

精神科の看護師に性格面で向いていない人･･･それは、感情的になりすぎる性格や正義感が強すぎる性格です。

感情的については先ほどお話しした通りです。正義感が強すぎる性格であると、患者さんに対して自分が看護師として何かしてあげたい、何かをしてあげないといけないという観念に駆られる可能性があります。

そしてそれは、結果的に患者さんに対して過干渉となってしまう危険性があります。

患者さんに過干渉となって訴えを聞きすぎたり、共感しすぎてしまうことで、妄想や幻聴を助長させてしまうことがあります。

それは、患者さんに対して苦痛を与えてしまうばかりでなく、看護師にとっても自分の看護が報われないことに苛立ちや悩みを抱えてしまうことがあります。

また、真面目すぎる性格も精神科にはあまり適していません。精神科は患者さんの自由を奪う閉鎖的な空間、拘束・抑制を行う現場というイメージがあるかもしれません。

しかしそればかりではありません。

実は閉鎖された空間の中でも、患者さんなりに自由な入院生活を送っているのです。

患者さんによっては、病院という空間において社会から保護されていると考えられ、むしろ院外よりも安心して生活が出来ている方も多いのです。

ですからそのような精神科において、看護師があまりにも真面目に患者さんの生活を指導・管理しすぎてしまうと、患者さんのストレスを増大させてしまい返って精神症状を悪化させてしまうことがあります。

精神科において生活指導はとても重要な治療なのですが、あまりキチッとしすぎると裏目に出てしまうことがあるのです。

看護師は患者さんと話し合って欲求を聞きながら、ある程度の折り合いをつけて生活指導を行っていくことが大切です。

精神科 看護師の性格と患者さんの精神状態

精神科と看護師の性格について、ここまでお話ししてきました。

しかし、看護師自身の性格だけでは、何とも言い切れない部分が実際は多いです。

看護師の性格や対応は、患者さんの精神状態によってプラスにもマイナスにも変化するものだと思います。

例えば社交的で明るい性格や対応は、患者さんとのコミュニケーションをスムーズにしますが、躁状態の患者さんにおいては、躁症状の助長を招いてしまうことがあります。

逆に社交的でない落ち着いた性格や対応は、コミュニケーションを難しくする反面、急性症状が強い患者さんにおいては必要な対応なのです。

このように精神科は看護師の性格によって適性がある訳ではなく、目の前の患者さんにその対応が合うか合わないかという点も大きいと思います。

大切なのは性格よりも看護師としての専門的な看護技術や対応なのです。精神科では看護師としてのコミュニケーション技術や心の看護を学んでいくことができる現場です。

きっと、精神科での経験は看護師としての引き出しを更に増やしていくことになるでしょう。

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