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精神科 看護師の給料・・・気になる!
精神科の看護師の給料、やっぱり給料は気になりますよね。あなたは、精神科にはどのようなイメージを持っていますか?
「医療行為が少なくてあまり忙しくない職場かな」「ちょっと怖い危険な職場」なんて考えている看護師さんもいるでしょう。
たしかに良い所もあれば、少し気が引ける所もある精神科。
給料の実際はどうなのでしょうか?今回は、精神科で働く看護師の給料についてあなたにわかりやすくお伝えします。
精神科 看護師の給料はどのくらい?
精神科の常勤看護師の給料は、諸手当を含み手取りで大体月々24~30万円程度です。
もちろん正看護師と准看護師、大学卒と専門卒、経験年数における差は、他科と同様にあります。
これは、一般的な病院に勤めている看護師の平均給料と同じくらいかと思います。
特に、精神科は残業がないために手当がつかない分、残業の多い他科の病棟と比較すると総支給額はやや低く感じるでしょう。
しかし精神科は危険手当が加算される現場もあり、病院によって差が出やすい傾向があると思います。
地域にもよりますが、精神科は看護師が集まりにくいという理由から、やや高給料に設定している病院もあります。
看護師が集まりにくい理由には、精神科は“怖い”“危ない”といった偏見があるということも事実です。
また、精神科専門病院はその特性から住宅街や町の中心に建てることが難しかったり、自然の多い場所での療養という意味で郊外に建てられていることが多いです。
そのために、駅からとても遠く通勤アクセスが悪いということも理由の1つです。
ですから、精神科単科の病院は離職率を下げるという意味でも、福利厚生が整っている職場も多い印象です。
一方、総合病院の中の精神科の給料はその病院の基準によって異なります。
危険手当を精神科に加算する病院もあれば、加算しない病院もあります。
また、精神科の非常勤看護師の時給は、病院によって差はありますが、日勤帯は時給1600円以上、夜勤は1回26000~35000円位が相場かと思います。
特に精神科救急は、精神科一般や療養病棟よりも時給や夜勤手当が高い傾向にあります。
精神科の看護師の具体的な給料の額をズバリ教えます!
精神科の看護師の給料は、具体的にどのくらいなのかを東京都内の精神病院を例にしてご紹介します。
ご紹介する給料・年収額は、病棟勤務(夜勤あり)の看護師のケースです。
・A病院(280床・東京都小平市)=年収486~530万円、月収40.5~44.2万円※年俸制
・B病院(587床・東京都三鷹市)=年収450万円~、月収24.6万円~
・C病院(308床・東京都小金井市)=年収490万円~、月収32.1万円~
・D病院(604床・東京都練馬区)=年収482万円~、月収30.2万円~
精神科の看護師の給料の具体例をご紹介しましたが、どう思いますか?もちろん、この給料額はあくまで一例であり、経験年数やスキル、役職によって変わってきます。
この給料額を見て、先ほど説明した通り、一般的な病院の病棟で働くのとほぼ変わらないと思った人も多いと思います。
ただ、精神科は残業がほとんどないところが多いので、残業手当がなくてもこの給料であると考えると、精神看護に興味がある人にとっては、精神科の給料は割がいいと思えるのではないでしょうか。
精神科で看護師が給料+αを狙うには?
精神科で看護師が給料+αの手当てを狙うには、どうすれば良いのでしょうか?
精神科に限らずどこの科でも同じですが、まずは管理職に就くことでしょう。
特に精神科は、他科よりも男性看護師の比率が多いので、男性看護師が管理職に就きやすい現場です。
女性看護師の場合は産休・育休などによる長期休暇や、育児による急なお休みがあるので、男性看護師の方が現場に定着して働きやすいということもあるようです。
まだまだ、女性看護師の管理職が多い看護職場においては、管理職を目指したい男性看護師には精神科はおすすめな現場です。
また、資格取得からプラスアルファの給料を狙うことも可能です。
特に日本看護協会の精神科専門看護師は資格手当がついたり、転職時に給料を優遇してくれる病院が多いです。
一方、日本精神科看護協会による認定看護師資格については、まだ手当てをつける病院は少ないようです。
しかし、平成24年度に精神科リエゾンチームの診療報酬が新設されたので、今後は認定看護師でもチームに関わることによって昇格・昇給へと繋げて行ける病院も出てくるのではないかと思います。
資格取得をバックアップしてくれる病院もありますので、ステップアップしたい看護師さんは、是非色々な精神科を探してみると良いでしょう。
精神科 看護師の給料と業務について
精神科 看護師の給料の金額も気になりますが、実際の精神科の仕事内容も確認しておくと、給料の見方が少し変わってくると思います。
精神科病棟は、医療行為がとても少なく、患者さんの投薬管理や生活指導が主な業務となります。
仕事の流れもゆっくりで、業務に追われるようなことはありません。
残業もなく定時に帰れることから、給料は一概に低いとは言えない現場であると思います。
一方、精神科救急や緊急入院を受け入れる病棟はやや忙しく、体力仕事も多くなります。
しかし、その分看護師の人員配置も手厚く、療養病棟よりも給料はやや高めに設定されています。
現場の仕事内容と給料面を比較して探してみましょう。一般的な仕事内容については他のコラムにもお話ししていますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
精神科の看護師は、病院や地域によっても給料の差が大きい傾向にあると思います。まずは看護師転職サイトに登録して、あなたに合った職場を探してみませんか?
執筆者情報
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